お客さまが頑張っているから、
翻訳者も、チェッカーも、
プロジェクトマネージャーの私も、
もっと頑張らなきゃって、
刺激をもらいます。
お客さまのほとんどは企業や官公庁などにお勤めの方。みなさん、とても忙しい。だからこそ、私たちプロジェクトマネージャーが一番大事にしていることは、案件のポイントをおさえること。 具体的には、スピード、コスト、品質、何を重視して、どのように進めるのか。プロジェクトマネジメントがとても重要です。
翻訳の品質ははかりにくい。でも細部を丁寧に見ていくとよくわかります。例えば、Make-upではなくMakeupと訳したネイティブ翻訳者が備考欄に「アメリカではハイフン無しが最近の主流です」と書いてくれたりする。事実やトレンドなどの裏付けをもって訳してくれる。日本語でも、古臭い表現だと読まれないとか、印象が変わることってありますよね。言語によっては、句読点やスペースの入れ方で意味が変わるものもある。細部にこそ、品質の差が出ると思います。
フィギュアスケートファン向けの書籍を担当した時、スケーターを表現する用例を日本語・英語・中国語・ロシア語で表現したのですが、「尊い」などの独特なニュアンスの表現に四苦八苦。英語では訳せたけど、中国語はちょっとニュアンスが違うとか・・・最終的に形になった時は、それぞれの言語を担当した翻訳者さんたちと一緒に大喜び。頑張っているお客さまの姿が一番の励みになりました。