- 2024.12.30
- 翻訳外注ノウハウ
【プロ翻訳のコストとメリット】
世界は今、かつてないほどつながっています。あらゆる業界の人々や企業が、視野を広げ、グローバルなコミュニケーションを図っています。だから翻訳など言語サービスの需要とその重要性が、かつてないほど増しているのは驚くべきことではありません。プロ翻訳を行えば、効果的なコミュニケーションを実現するにあたり言語が障壁となることはありません。それどころか優れた翻訳であれば、メッセージや声のトーンを伝え、文体もあらゆる業界の慣習に合わせることができます。ただし、翻訳を依頼する際に最もネックになるのがその料金です。
翻訳にはコストがかかるというイメージがあるため、翻訳プロジェクトを遅らせたり、コスト削減のために他のソリューションを選択したりしがちですが、実は翻訳料金は思ったほど高くはないものです。料金に関係なく、プロの手による翻訳はあらゆる分野のコミュニケーションに於いて成功と失敗の分かれ目になる可能性があります。自分が使う母国語に完璧に翻訳されたウェブサイトを訪れることほど安心できることはない一方、不正確な翻訳は悪い印象を与え、潜在顧客を遠ざけることになるだけでなく、最悪の場合ビジネス、その声、価値観を誤って世の中に伝えてしまいます。
翻訳サービスはとても人気があるため、(翻訳者や翻訳会社など)サービスプロバイダー間の競争も激しくなっています。つまり、今が高品質なプロ翻訳をリーズナブルな料金で手にする絶好の機会なのです。
※本コラムはEHLION社のコラムを元にお届けしています。
翻訳料金の概要
ここでは、翻訳にかかる料金について説明します。これはあくまで一般的な目安であり、料金は業界によって異なりますのでご注意ください。
言語ペア(言語の組み合わせ) |
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翻訳対象 |
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緊急度 |
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翻訳依頼先 |
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認証の要不要 |
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翻訳料金の要素
他のサービスと同様、翻訳料金も業界によって大きく異なります。文書、台本、書籍など、どのようなものを翻訳する場合でも、翻訳会社によって料金の設定方法は異なる上、料金に影響を与える要因もさまざまです。プロジェクトによっても翻訳料金が異なりますが、一般的なガイドラインがいくつかあるので、翻訳にどの程度の費用がかかるかを見積もるのに役立ちます。料金は単語単位、ページ単位、行単位、時間単位、または一律料金で計算されますが、このうち単語単位での翻訳が圧倒的に多い理由は次の通りです。
単語単位での翻訳が圧倒的に多い理由 |
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これらのことから、一般的には原文1語あたりの「翻訳単価」が業界標準とされており、最もわかりやすい翻訳料金の算出方法です。ただしプロジェクトによって個別に判断される場合もあります。
翻訳単価
「ソース言語」とは、翻訳を必要とする文章に使われている言語のことで、「ターゲット言語」とはそれを翻訳したあとの言語のことです。つまり英語からスペイン語に翻訳する場合、1単語あたりの料金(翻訳単価)は元の英語の文書から計算されることになります。一般的に英語をフランス語、スペイン語、イタリア語といったロマンス語に翻訳する場合、ターゲットの単語数はソースとなる単語数よりも20%~35%程度多くなってしまうにもかかわらずなのである意味お得と言えます。
単語あたりの翻訳料金は、原文1単語あたり11円から37円の範囲ですが、ヨーロッパの現在の翻訳料金の平均は、原文1単語あたり約20円です。これらの平均値に加えて翻訳料金に影響を与える様々な要因があり、翻訳サービスプロバイダーはそれに応じて料金コストを設定しますが、「言語ペア、翻訳対象、緊急度、翻訳依頼先、認証の要不要」は料金に影響を与える主な要因です。
言語ペア(言語の組み合わせ)
他の商品やサービスと同様に、翻訳の価格は需要と供給によって決まります。英語からスペイン語、またはその逆、といったいくつかの言語の組み合わせは、世界中にいる翻訳者によって支えられています。ゆえに主要言語の組み合わせは、希少な言語の組み合わせと比較すると比較的安価になります。しかしロシア語からスペイン語への翻訳者は少ないため、この言語の組み合わせでは翻訳料金が高くなることが予想されます。また、アジアやアフリカの言語は非常にわかりにくいとされているため、翻訳料金が高めに推移することが一般的でしょう。以下は、一般的な言語ペアの単語あたりの平均レートです。
英語からラテンアメリカのスペイン語 | 19円 |
英語からドイツ語、オランダ語、フランス語、イタリア語 | 20円 |
英語から日本語、韓国語 | 20-41円 |
アラビア語から英語 | 22円 |
翻訳対象
ほとんどの分野で正確な翻訳をするためには、一定の専門知識と精度が必要です。医療・科学文書、技術文書、法律翻訳、特許翻訳などは特定の業界用語を使用するため、高度な専門知識が必要とされる翻訳対象の好例ですが、これら分野の翻訳にはより多くの翻訳料金が必要となる傾向があります。一方、記事、ライフスタイルコンテンツ、ブログなど、より一般的な翻訳対象は意味を損なわずに何通りかの翻訳が可能な、より一般的な用語を使用する傾向があるため、特別料金を必要とすることはないでしょう。
緊急度
パスポートやビザを短期間で取得しようとしたり、インターネットで商品を購入する際に速達を選んだことはありませんか?短納期の高速なサービスはコストがかかることはご存じだと思いますが、それは翻訳業界も同じです。通常より早い納期が必要な場合、翻訳サービスプロバイダーから割増料金を請求されると思ったほうが良いでしょう。納期はコストに影響を与えるので留意が必要です。
翻訳依頼先
翻訳サービスプロバイダーにはそれぞれ、専門知識のレベル、所在地といった地理的要件、企業の場合は間接費など、コストに影響を与える独自の要因があるものです。これらをすべて考慮すると、翻訳料金は業界によって異なることになります。はるか彼方に居る個人翻訳者によるスペイン語から英語への翻訳料金は、老舗の翻訳会社よりも低料金であるかもしれません。また、翻訳に専門性が求められる場合などは、その条件を満たす翻訳会社を選ぶのが賢明でしょう。
まとめ
以上、「【プロ翻訳のコストとメリット】」でしたがいかがでしたでしょうか。
当社は翻訳の目的や、翻訳する文書の特徴、性質などを正しく理解、見極め、相手国の文化的背景を念頭に、ホームぺージや契約書、取扱説明書、プレゼン資料、リリース、ゲーム、アプリその他あらゆるビジネスで必要なドキュメント、テキストの「プロ翻訳者による翻訳」を、英語を中心に世界85か国語で行います。
高い品質が求められる外国語対応や翻訳についてもしお困りでしたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。
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