インターブックスの地域観光資源多言語化ライティングサービス
ネイティブ・ライティングで文化・自然・観光施設の価値・魅力をわかりやすく発信
日本政府は観光を地方創生、成長戦略の柱として掲げています。そのためには、観光資源を訪れた外国人に十分に魅力を感じてもらうことで滞在日数を増やし、消費額の増加を図る必要があります。また再訪機会の増加、新たな需要喚起となる口コミ増加といった相乗効果を生む必要があります。
一方、訪日外国人旅行者の調査の結果、9割以上が観光地の解説文を読んでいるにもかかわらず、十分に魅力を伝えられていないことが判明。観光庁、文化庁、環境省が多言語解説整備事業を実施し、ネイティブ目線のライティングによる解説文の作成を推進しています。長期的に地域観光資源の魅力と価値を伝えるためのプロジェクトとして取り組む施設も増えています。
解説文を読む際、特に気になる点
訪日外国人旅行者が観光地に行った際、解説文を読む頻度
「あまり読まない」「読まない」を選択した理由
- 内容が難しすぎる
- 英語の表現がおかしくて読む気にならない
- 必要とする情報が載っていない
- 時間がない
多言語化の対象となる解説文
解説文の目的や媒体の長所短所で書き方が変わります
解説看板
目の前の観光資源について情報を提供。150文字~250文字、足りなければQRコードも活用
館内映像
普段は見られない文化財や建造物等を映像で紹介したり、インタビューなど付加情報を提供。文字数に制限あり
音声ガイド
鑑賞しながら解説を聞く訪問者向け。話し言葉で作成し、限られた時間で耳で聞くことを考慮し、情報を詰めこみすぎない
パンフレット
周遊コースや全体像について知りたい訪問者向け。解説看板では足りない情報を補い、各言語の読み手に合わせてレイアウトを変えることが望ましい
ウェブサイト
来訪予定者向け。基本情報のほか、興味を増進させる物語、魅力的なモデルコースを紹介するなど、広範囲で詳細な情報を提供
図録
より専門的な解説を知りたい訪問者やリピーター向け。より歴史や美術に関する正確、かつ深い知識を盛り込む
ネイティブ・ライティング実績
観光庁 地域観光資源の多言語解説設備支援事業(令和2年度)
地域協議会 | 整備地域 |
長野: 中部山岳国立公園南部地域利用推進協議会* | 中部山岳国立公園 |
鹿児島: 公益財団法人屋久島環境文化財団 | 屋久島国立公園 |
静岡: 浜名湖ガーデンツーリズム推進協議会* | 浜松城公園、浜名湖周辺施設 |
徳島: かみかつ棚田未来づくり協議会* | 樫原の棚田、その周辺施設 |
福島県立博物館
案内掲示類・展示室解説パネル多言語化事業
ライティング料金
お客さまのご要望に応じてお見積もりいたします。
定期発注のお客さまは特別価格のご案内がございます。
お見積のご依頼、お問い合わせをお待ちしております。
外国人になぜ魅力が伝わらないのか
すでに解説文があっても、外国人に伝わらないのには理由があります
日本に関する知識がなくて理解できない
- 日本史や歴史上の人物がわからない
- 有名な場所やモノなどを使った比喩がわからない
- 文化・マナーや自然条件が外国と異なる
面白いと思えない、価値がわからない
- 制作年や寸法などの数字以外に得られる情報がない
- 観光資源の特徴に触れていない
例) 他地域との違い、歴史上の意味や世界的評価など - 外国人の興味・関心の訴求ポイントが日本人と異なる
誤訳、文体がおかしい
直訳による違和感、固有名詞の不統一、スペルミス、不自然な改行や記号など
解説文にそぐわない表現
- 地域の主観的・感性を表す言葉(例:美しい)は旅行者が体感した評価ではないので不向き。名所と呼ばれる理由や背景をあわせて記載
- 解説文から時間がたち、現代の考えや見解が反映されていない
単純な翻訳や機械翻訳ではなく、日本に関する予備知識がない人にわかりやすく自然に伝わる文章が必要です。
当てはまることはありませんか?
…多言語の整備を進める必要があるのはこんなケース
- 日本語解説文を外国語に直訳または機械翻訳している。しようとしている。
- 寸法など数字だけ、あるいは見えている事象をそのまま書いただけの文章になっており、表面に現れにくい歴史的ストーリーまで解説文に盛り込めていない。
- 専門用語を解説文に多用している。
- 看板用、パンフ用、ウェブ用と同じ外国語解説文を使い回している。
- 外国語の執筆を専業とするネイティブのライター等に依頼した解説文ではない。
- 解説文を作成してから、一度も見直しを行っていない。
- 同一地域の既存解説文の人名・地名等の表記が統一されていない。
- 外国人が来訪している施設なのに多言語解説が整備されていない。
インターブックスの観光ライティングサービス
多言語化のプロである翻訳会社が提供する確かな多言語ネイティブ・ライティングと品質チェック体制。印刷物への展開も多言語DTPスペシャリストが対応いたします
ライティング案件に特化した進行管理
多数の関係者をまとめ案件をスムーズに進行
品質管理・チェック体制
- 観光庁のスタイルマニュアルに準拠
- ISO17100レベルの翻訳品質管理
観光・インバウンドの専門ライター・エディター
日本を熟知した外国人の専門人材をネットワーク
翻訳会社ならではの多言語対応
英語、中国語のほか80以上の言語に対応
DTP・編集・印刷のワンストップサービス
多言語DTPプロフェッショナルが社内在籍
ITによる翻訳支援
翻訳ツールによる用語管理も
本サービスの特徴・強み
実績×言語の品質
インターブックスは、観光庁において「地域観光資源の多言語解説整備支援事業」令和2年度の解説文作成にかかわった専門人材として登録されています。また、日本翻訳連盟に加盟、翻訳の国際規格ISO17100取得の翻訳会社であり、多言語のプロフェッショナルが在籍しています。
目的にふさわしい解説文
観光庁のライティングスタイルマニュアルに基づいて作成いたします。マニュアルに準拠しつつ、施設の宣伝を盛り込みたい…などのご要望にも柔軟に対応し、目的に応じた解説文を仕上げます。
多言語化に精通したディレクターが支援
ネイティブ・ライティング特有の工程に精通した当社の多言語ディレクターは、観光施設担当者様に寄り添い、スムーズにプロジェクトを進行管理し、最善の結果を導きます。
ネイティブ目線のご提案
現地取材後、原稿の方向性をご提案・確認します。既存解説文の向上のみならず、ネイティブ目線による観光資源の価値の再評価・発見につながります。
多言語DTP・編集機能を生かし、印刷物への展開もご支援いたします。
標準的な作業フロー
ネイティブによる現地取材や監修などの工程があります(4か月~)
打合せ
現地取材 (日本語)
現地取材を行い、取材対象物の理解を深め、ネイティブ目線でその特徴や魅力を把握します。
取材に同行したディレクターと打ち合わせし、ライティングの基本方針等を決定します。
執筆
現地取材の内容とガイドラインを踏まえ、原稿執筆
編集
外国人が読んで、より分かりやすく、自然な文章になるよう、原稿をブラッシュアップします。
監修者による内容確認
地域の有識者が監修者となり、知識・知見を用いてアドバイスや事実確認等を行います。
当社の監修者が事実確認など内容の監修を行います。
監修作業において確認事項や疑義がある場合、ライターへ再度展開し、内容の調整と推敲を行います。
スタイルチェック
スタイルマニュアルに基づいた文体、表現になっているかを確認するほか、解説文の整合性、表記ゆれのチェック、用語統一など、スタイルの品質管理を行います。
校正
各工程で修正された原稿を最終的に確認し、原稿を仕上げます。